Sleeping dream
「土曜日ってことは九日?
えっと、九日は…いいよ!
で、どこ行く?
ってか、服買いてー!
ちょうど、バイト代残ってるか ら、使いたいんだよね。
あっ、またオレが決めちゃった じゃん!」
ユウはまた笑いながら、話している。
服とか貰ってばっかりで最近、自分で買ってないかも。
「いいよ。
服、買いに行こうよ。
その代わり、私のも付き合って よね。」
「分かってるって!
買い物デートって、数え切れな いほど行ってるんだけどさぁ、 自分の分とか買ったことないん だよねぇ。
だから、すげぇ嬉しい!
愛、ありがとな。」
――ありがとな。
この言葉、胸に響きそう……
「言っとくけど、デートじゃない からね。
“一緒に服を買いに行く”
それだけなんだからね。」
無理して強がってみる。
でも、すぐ見透かされる。
「はいはい。
無理して強がらなくても、分か ってるからねぇ、愛ちゃん!」
ほら……
どうせ、分かってるんでしょ。
.
えっと、九日は…いいよ!
で、どこ行く?
ってか、服買いてー!
ちょうど、バイト代残ってるか ら、使いたいんだよね。
あっ、またオレが決めちゃった じゃん!」
ユウはまた笑いながら、話している。
服とか貰ってばっかりで最近、自分で買ってないかも。
「いいよ。
服、買いに行こうよ。
その代わり、私のも付き合って よね。」
「分かってるって!
買い物デートって、数え切れな いほど行ってるんだけどさぁ、 自分の分とか買ったことないん だよねぇ。
だから、すげぇ嬉しい!
愛、ありがとな。」
――ありがとな。
この言葉、胸に響きそう……
「言っとくけど、デートじゃない からね。
“一緒に服を買いに行く”
それだけなんだからね。」
無理して強がってみる。
でも、すぐ見透かされる。
「はいはい。
無理して強がらなくても、分か ってるからねぇ、愛ちゃん!」
ほら……
どうせ、分かってるんでしょ。
.