約束
・・・んん!???
あの遠くから見てもわかる整った顔立ち、もんのすごいオーラは・・・
桜木ではないかぁぁぁ!!!!。
え、ちょっと待って!なんでこんな時に来るんだよ!!桜木さんよ!!
心の準備できてないのに!!!
そう心の中で騒いでいると、あっちもこっちに気付いたみたいだった。
「おう!道田じゃねーか!・・・あれ?部活は?」
なんだこのキラキラ笑顔は!!。
「え、あ、う、今から行くとこ・・・」
心臓がバクバクいって口がうまく動かない・・・!
「ふ~ん・・・」
「さ、桜木はなんでここにいるの?」
思い切って言ってみた。
「あぁ、教室にサッカーのシューズ忘れちゃったからとりに来たんだよ」
また笑顔で・・・もうクラクラきちゃうじゃんか・・・
「へ、へぇ~そうなんだ~」
うぅ・・・笑顔ひきつってないかな私・・
「あっ!時間ヤバ!!じゃぁな~道田!」
時計を見てあせったような桜木。
「え、あ・・うん。」
もう行っちゃうの・・・?
桜木が走りかけた時、私の口は勝手に動いていた。
「さ、桜木!!!」
桜木が走りかけた足をとめた。
「うん??」
「さ、桜木って・・・・・好きな人いるの?」