僕らの日々






やだやだやだ!



分かってた事だけど
あんなの見たくないよ…





私は全力疾走で
廊下を走り抜けていた。







ぐいっっ――






「待てよ」






私の腕を掴み、
自分の方へ私の顔を向かせた。





「な…尚……」





私は息を切らしていて
呼吸をするのが一苦労なのに
尚は全然 乱れていなかった。





一生懸命
走ってたのにぃ~











< 24 / 55 >

この作品をシェア

pagetop