僕らの日々
「ごめんね?
…話は無かったことにして」
それだけ言って
美音は走っていった。
「待てよっ!!!」
俺は抱きついていた女の子を
離して美音を追いかけた。
すぐに追いかけたからか
美音は
すぐに捕まえれた。
「なんで逃げんの?」
俺が聞いても
美音は次から次へと
涙を流すだけだった……
しばらくして
美音が口を開いた。
「――――好きなの」
「…え?」
「尚に嫌われてる事なんて
分かってる。
それでも大好きなの」
今…なんて?