僕らの日々





私はしばらく動かず
じっとしていた。





そんな様子に気づいたのか
尚は私を見る。








「……運ばねーの?」






運ぶよ。


今は辛くて動けないの!


私には笑顔で
話してくれないくせに……





「……別に」







私は素っ気なく言う。





あぁー
可愛くないな、私。











「もしかして…
美音の荷物も持ってほしいの?」





少しニヤけた感じに
尋ねてきた。







「ち、違うわよっ!!!」







と言って
先に倉庫に入っていく。



その後を尚が
着いてくる。









「なぁ」




いきなり尚が話し出した。






「な、なに?」









「なんで俺だけ
そんな態度違うわけ!?」








そんなの……



恥ずかしいからだょ







好きだからだよ……





ただ
素直になれないだけ。






この気持ちを
君に言えたら…
どんなに楽だか…………








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