I go to your place
次の日も国語の時間があった。3時間目だ。

私は、本気で国語の時間、寝てやろうと思った。
怜奈も、私も絶対寝る!あいつの授業なんか受けないし!!って言っていた。


キーンコーンカーンコーン。
ガラガラ、と三浦はチャイムと同時に教室へ来た。
「起立!気を付け!礼!!」
委員長の号令が終わると私はすぐうつ向けになって寝た。

次の日も、次の日も同じことを繰り返した。


三浦がこの学校に来て、1週間がたったある日、私は、体育の授業だから、体育館に行こうと思って、階段を下りていたら、後ろから、「よぉ!」と声が聞こえた。

三浦だった。私は驚いた顔をしていると、隣の怜奈は若干睨んでいた。

「・・・なによ。」と私が言うと、三浦は
「いや?べーつにー♪」とニヤけた顔で返された。

なんだこいつ。と思ってた時、三浦は、「おい、相沢、中野~。ちゃんと授業受けてくれよ・・・」と言ってきた。

その言葉に対して、怜奈が、
「ふん。絶対に受けない。あっかんべー!!」
そう言って体育館へ走って行ってしまった。

「ちょっと怜奈待ってよ~!!」
私は怜奈を追いかけようとしたら、三浦が笑ってた。

「・・・なによこいつー」
私は首をかしげた。


体育の授業が終わると、また三浦がいて、
「おぉ。お疲れさん!」
とおっさんぽく声をかけてきた。

「な、なによ・・・。」
ちょっと引いた感じで言ってみた。

三浦が
「ちょっと今引いただろ(笑)」

その発言に私は思わずクスッと笑ってしまった。
すると「おぉ!相沢が笑ったぞ!!」
と冷やかしてきた。その瞬間私は三浦の腕を思いっきり叩いた。

すると「いってぇ~!」と笑いながら痛そうにしていた。
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