Magic☆Girl
MGIC*Ⅰ

秘密の本

「…な、璃南、璃南!」


わたしは目を開けた。


「えっ!何?」



「ほら、起きて。おばあちゃん家に行くって言ったでしょ。」

そうだった。


今日と明日、おばあちゃん家に行くんだった。


「早く行く準備して」


「はーい」


わたしは体を起こして支度を済まし、リビングに行った。


「朝ご飯は?」


「もう、時間ないから車の中で食べて」



え~。


まっ、仕方ないか…


わたしは車に乗った。


暇だな~。

って、まだ五分も経ってないか。



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