Magic☆Girl
だって…
姫華が、指を鳴らしてホウキを出したから…
姫華はホウキに跨って空に浮いた。
う、うそでしょ?
これって…魔法のホウキ!?
いやいや、そんなわけない。
だって魔法なんて存在しないんだから…
「マジックフライ」
姫華がそう言うと、いきなり強い風がわたしを吹き飛ばした。
「キャーッ」
「えっ!?」
しまった!!
姫華にバレたかも…
「り、璃南?」
どうしよう!!
逃げなきゃ