Sleep



昼飯を済ませ、少しのんびりした後、夕陽はバイトがあるらしく帰宅した。

「静まりかえったな」

~~~♪

携帯の着ウタが鳴る。

「坂本さんだ…」

坂本さんは客の一人。

―いきなりごめんね。
急に亜依ちゃんを求めたくなったんだけどいいかな?

私は今から商売道具になる。

―わかりました。6時にいつものホテルの受付で待っています。

体を売ることに抵抗はない。

批判もされたくない。

私はそれで生きている。

携帯を閉じてシャワーを浴び、軽く化粧をし、着替えて家を出た。

そして、いつものラブホテルに向かった。

桜庭愛実。

今から商売道具になります。
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