Sleep



「お邪魔しまーす」
午後1時。

私と夕陽は私が住むマンションに着き、リビングへと進む。
「愛実ちゃん凄いな。こんな高級マンションに住んでるなんて」

愛実はお構いも無しにテレビのスイッチを入れ、寝転がる。
月18万程の高級マンションの一室。

客とセックスを3回すれば、釣りがくるほどの金額。

チャットと援交で私は生活をしている。
夕陽が知ったら何て言われるだろうか。
お腹すいたと叫ぶ夕陽がうるさいので、私は冷蔵庫を嫌々開いた。

在るものは麦茶と調味料とチーズ。
米も切れていた。

「夕陽、コンビニ行かない?」
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