Sleep



「グラタンにー、梅干しおにぎりにー、野菜たっぷりサラダにー」

夕陽は次々と、買い物かごの中に商品を入れていく。

「そんなに食べれるの?」

夕陽の商品かごを見ているとこっちがお腹いっぱいになりそうだよ。

さっさと会計を済ませ、雑誌を立ち読みしようとしている私に待ってよーと嘆く夕陽。

ショボくれた垂れ目とかが男達をとりこにするのかねと薄々思った。

夕陽は可愛い。

小柄で髪の毛、いや全体がふわふわしててワンピースが似合う美少女。

私とは大違いだな。
「ちょっとーそんなに見つめないでよー」

「あっ、ごめん」


< 9 / 12 >

この作品をシェア

pagetop