【COLORS②】怪盗バレン─聖夜に贈るメッセージ─
神様からのプレゼント
うっ……
全身をつくような痛みが走る。
そうか……
タイムリミット!
一瞬、意識が遠のいて、
気がつくと俺は元のサイズに戻っていた。
いつもだったら、喜びをかみしめるとこであるが、
それよりも俺の頭の中はさっきのことでいっぱいだった。
「本当にこの人形が……」
俺はそっと手を伸ばした。
ガチャ
「誰だ、お前!ここで何をしている!!」
やべぇ、見つかった……