【COLORS②】怪盗バレン─聖夜に贈るメッセージ─
「私のことは気にしないで下さい!!それに亜実さんはお兄ちゃんのこと誘いに……」
「意外と遠慮深いのね〜千夜ちゃんって。気にしなくていいよ、だってこれもらった券だし」
「亜実さん……」
もらった券――って!そんなのくれるやつがいるのかぁ。
ある意味すげ──っっ!!
「うちとお父さんが船管理してる会社の社長さんと仲がいいらしくて、それでもらったの。本当はうちの両親で行く予定だったんだけど急に行けなくなって、私に回ってきたってわけ。因みにイヴは一般でもなかなか取れない激レアチケットらしいから、行く価値はあるわよ」
「そりゃあ、私も行きたいけど……でも……」
千夜が俺に目で合図を送ってくる。
しかし何がいいたいのかさっぱり分からん。
「決まり!!じゃんけんね」
「ちょっと待ったぁ!!」
「お兄ちゃん……!!」
「じゃんけんじゃなくてたまにはアミダにしようぜ」
千夜の顔が険しくなったのは、俺のせいだと言うことを、この時はまだ気づいていなかったのである。
「意外と遠慮深いのね〜千夜ちゃんって。気にしなくていいよ、だってこれもらった券だし」
「亜実さん……」
もらった券――って!そんなのくれるやつがいるのかぁ。
ある意味すげ──っっ!!
「うちとお父さんが船管理してる会社の社長さんと仲がいいらしくて、それでもらったの。本当はうちの両親で行く予定だったんだけど急に行けなくなって、私に回ってきたってわけ。因みにイヴは一般でもなかなか取れない激レアチケットらしいから、行く価値はあるわよ」
「そりゃあ、私も行きたいけど……でも……」
千夜が俺に目で合図を送ってくる。
しかし何がいいたいのかさっぱり分からん。
「決まり!!じゃんけんね」
「ちょっと待ったぁ!!」
「お兄ちゃん……!!」
「じゃんけんじゃなくてたまにはアミダにしようぜ」
千夜の顔が険しくなったのは、俺のせいだと言うことを、この時はまだ気づいていなかったのである。