唇を塞いで
入った瞬間、壁に押し付けられる
「何っ?!」
と思ったらあたしを強く抱きしめる
京は何に怯えているの?
「京…大丈夫?お父さんに会いに行こうよ」
「ごめん」
そう言って京はあたしの手を取り、病院へ行った
京のお父さんは一発で分かった
だって
京そっくり
目なんて、京がそっくり引き継いだみたい
「父さん」
「京一…と彼女かな?」
「あっ…伊藤詩希です。こんにちは」
だけどあたし…
初めてあった気がしない