唇を塞いで



本の少し


だけど、嬉しくて、嬉しくて


また、涙が溢れてきた



「おい!!ここには来るなって言っただろ!」



玲二に腕を引っ張られて睨まれた。そんなに怒る理由は何?




「別にいいでしょ」


「お前のためにっ…」


「あたしのためならほっといてよ!!てゆーか、京はあたしの彼氏なんだよ?!どうして会っちゃいけないの?!



爆発寸前のあたし

こんなに叫んだのは久しぶり



玲二はまたあたしの腕を引っ張ってあたしの教室まで連れていった




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