唇を塞いで



「いえ。そういったもの……キャァッ!!」


何? 何?!


グレーのフードを被った誰かに勢いよく腕を引っ張られた


誰?!
怪しい……


あたしの腕を引っ張り、普段、というか入ってはいけない教室

資料室に連れていかれた


うっそ~ あたし…危険?

まさか……

ピーッなことやピーッなことがあったり?!


いや、それはないか?



「アノ……あなたは一体?」



「待ってるって言ったのに、詩希ちゃん全然来ないからさ…」


もしかして……




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