唇を塞いで
秘密を明かして
「お父さんに見つかると大騒ぎするから……」
そう思って静かに上がったけど、見つかった
「詩希?!どうしたんだ?!お前か、詩希に……」
「違うっ!!あたしが階段から落ちて助けてくれたの!!
京を責めないで」
お父さんも十和も、
京を睨んでる
「俺の不注意だったんです、すみません」
京はあたしの顔の手当てをしてくれてる
「父さんっ……」
十和が血相を変えてお父さんを見た
十和がお父さんに何かを耳打ちした