唇を塞いで
離さないSIDE京一
詩希にいきなり別れよう
なんて言われてから
全てがどうでもよくなって、体が空になった気がした
その体を埋めるために
色んな女と寝た
今は山内と付き合っていて、山内は詩希に勝ったみたいな顔でいる
「ねぇ京一、キスして??」
「ん…」
感情のないキスをする
俺はいつからこんなに軽い男になったんだよ
「ねぇ京一、知ってる??アノ子、玲二くんと付き合ってるんだって」
「アノ子って?」
「伊藤さんに決まってるじゃない」