唇を塞いで



「戻っちゃうの?」


「うん。」


「じゃ、俺も授業受けるかな」



頑張ってと言ってあたしは素早く教室に行った



教室はガランとしていた


いるのは、あたしを含めて5人くらい

そのうち3人は遊んでる


A組は特に問題児が多いから仕方ないか…



「授業始めるぞ」


こうして、先生が来てくれるのってある意味幸せかも……


なんて思っていると誰かが教室に入ってきた


「すみません、先生。遅れました」


「次は気をつけろよ」


えっ?





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