唇を塞いで
以外にも京は真面目に授業を受けて、問題もスラスラ解いていた
あたしは京に教えてもらう始末
授業が終わっても全然帰ろうとしない京
「京。戻ったほうがいいんじゃな……」
「詩希」
「は、はい!!」
「どしたの」
京こそどうしたの
急に呼び捨てで呼んでさ。
「詩希の隣の席っていつ戻る?」
「いつも戻ってこないよ。普段いるのはあたしを入れてこの5人だけ。」
「ふーん。じゃ、俺これからA組ね」
どう考えても無理じゃない?