唇を塞いで
あたしの、あたし達の愛息子、「響(ヒビキ)」と京は遊んでいた
なぜ響かというと
京と似たような名前を付けたかったけれど
良いのがなくて同じ読みの響でヒビキ。
「ママーーっ!!」
響は今5歳
響があたしの胸に飛び込む
「響か……パパそっくりだな」
響は本当に京に似ていた
でもあたしがハーフのせいか響はどっちかというと西洋人よりの顔になった
「おじいちゃん、僕と遊ぼう!!僕ね、サッカーできるんだよ」