唇を塞いで
苦笑しながらあたしのほうを向いた
その顔があまりに辛そうで胸が痛くなった
見てられなくて、あたしは教室の隅っこに行った
「逃げんな」
低くてハスキーな声が
あたしの思考を混乱させた
京に体のむきを変えられた
京の顔が近くにある
瞬きする間もなく京のキスが降ってきた
あの時とは違う、
深くて、荒い
だけど…
甘いキス
こんなキスは初めて。
体が熱くなる
もっと…もっと…って
どんどん欲しくなる