唇を塞いで



「あっ……」


あたしのものとは思えないほどの声が出る


「んっ…ぁ…」


言い様のない快感


あたし、幸せだ


少し前の自分がおかしい


あんなに悩んでいたのに、どうしてか今はどうして悩んでいたのかも分からないくらい





「あ……っ」


あたしの意識はそこで途絶えた







「詩希ー?大丈夫かー?」


いつの間にかあたしは保健室にいた


あれ?

だって……

ア、アレをしたのは教室だよね?

もしかして裸のまま連れてこられたのっ!?





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