唇を塞いで



「俺は詩希の最後の男」



え?

真面目に返ってきた?



「最後の男って……」


「そう。詩希が好きになるのは俺が最後」


「そう……だね」


思わず顔がにやけてしまう



「詩希ー」


「何?」


「今日は保健室に泊まりだね」



へ~~



って……マジっすか?
あ、でも今更帰る訳にもいかないよね?



「そうみたいだね」


「詩希がやっと俺のモンになったんだー」


「服来てよ…」


上半身裸じゃ目のやり場に困るよ



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