唇を塞いで



あたしは京に腕を掴まれ
そのままどこかへ



怒ってるのが分かる
当たり前だけど……



ボーッとしてる間に連れて行かれたのは

シャワー室


男子なのか女子なのかはわからない

今の時間はきっと誰もいない



壁に背中が凄い音を発てて当たった



「った……」


京を見るとあたしを見下ろしてる

「ごめん……」


「許さねぇ」



そう言っていつもより
何倍、何百倍も激しいキスをした


「っん!きっ…あっ京!!」


「俺以外が触るなんて…」





< 89 / 239 >

この作品をシェア

pagetop