唇を塞いで



「あたしも!!いとこに頼まれて…。同じだね」


「うっ……。だな」


京はかぶっていた帽子を深く被って恥ずかしそうに笑った


ん?

何故、恥ずかしい?
顔も赤いけど……



「あたしん家、ここだから。ありがと」


「ん。メールする」


「うん。…にしても京って大きいから顔見るの大変」

一体なんセンチなんだか


「184センチあっからね」


「でかっ!!」


京はフッと笑った

ヤバい
今あたし、ドキドキしてるよね


「詩希ちゃんバイバイ」





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