唇を塞いで



「そーだね!!じゃあまたね~」


のんちゃんは走って部屋を出た


誰もいなくなった部屋であたしはふぅっと息を吐いた


なんか……
今の一瞬で疲れた


今日は午前中までしかいられない
午後には帰るから



暇になりそうな予感……





……は的中しなかった




「い、いいよ~。」


なんと京は海に入ると言い出した
確かに最後の海をみんな楽しんでるよ?


でもね……
恥ずかしいの!!


「なんだよ、今更~」


「だって……」





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