milkey way

彼氏も中学は地味で
いわゆる高校デビュー
ってやつだ。

今思えばきっと
竣は好きではなかった。

遊びで付き合ってたと
いうわけでもない。


でもあの頃の私は
ただ『彼氏』がいる事
がカッコいい事。

だから『友達』だった
竣が『好き』だと
思ったと思う。

上手く伝える事が
できないもどかしさを
感じるがただ肩書き
だけの彼氏欲しさに
自分自身に言い聞かせて
た.というのが一番
近いのかもしれない。


『私は竣が好きなのだ』と。
< 6 / 9 >

この作品をシェア

pagetop