雨の日の奇跡



びっくりして顔をあげて…


その人と目があった瞬間。


…時間が止まっちゃったのかと思った。



目の前にいたのは、20代前半くらいの男の人で。



スーツをさらりと着こなして、髪はふわっとした今時な感じで…まさに、イケメン。



そんな言葉がぴったりの人だった。



「あの…?これ、傘」



ただ口をあけて、ぽか〜んとしている私を不思議に思ったのか「?」の顔をして私を見た。



「…へっ?あっすいません!」



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