雨の日の奇跡
3*暗雲
彼女…?〜詩歌〜
7月中旬。
もうすぐ夏休みということもあって
みんなテンションが高い。
「いっただきま〜す!!」
お昼の時間。
さっき中庭で買ってきた
大好きなパンたちを机の上に広げた。
「…しいさ、いつも思ってたんだけど食べ過ぎじゃない?」
目の前にあるのはメロンパン、カレーパン、タマゴサンド、クリームパンの4つ。
「え〜普通だよ?凛こそ少なすぎなの〜」
凛の机の上にはサラダと小さなおにぎり1つ。
よくそれで足りるな〜
って思いながらメロンパンに手をのばし、大口をあけてかぶりついた。