学校の王子様!!①




ガラッ


「ひゃぅ!?」



いきなり扉が開くと同時に入ってきて俺に抱き着いてきた



「雅翔……?」


「ごめん……仕事がなかなか終わらなくて……」


「ううん…」



びっくりした……

でも雅翔はそれでもちゃんと来てくれたんだよね……


面会時間あとちょっとなのに……




「親父が仕事増やしやがってよ……」

「社長子息も大変なんだな」



疲れてるんだったら
来ないで休めばいいのに……



「雅翔って優しんだな」




文句は言っても
仕事終わらせるし

俺のために
傍にいてくれるし



学校でみせる
王子の優しさじゃなくて

素の斎藤雅翔の優しさ


俺だけが知ってるみたいでなんだか





嬉しいな……











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