学校の王子様!!①







「海最高!!」


「だね!」


久しぶりだし
気持ちいいし文句なし!






「あ、かき氷!」


「食べたい!」


夏といったらやっぱかき氷でしょ!

財布を取りにダッシュ!!




「ねぇ」


肩を叩かれたので振り返ると




…………チャラ男!?




「なにかようですか?」


「うん、君達可愛いね」



可愛い!?
気持ち悪っ!!




「咲羅……」

「大丈夫」

郁海が不安そうに俺の腕を掴んできた


「君、咲羅って言うんだ?可愛いね」



鳥肌2回目!!



「そうですけど、だからどうしたんですか?」


「いや~俺達もかき氷食おうと思っててさ、奢るから一緒に遊ばない?」




これが俗に言うナンパか




「嫌です、他を当たってください」


「そんなこと言わずにさ?行こうよ」


「嫌です」




もう構うのもめんどくさいので無視して財布を取りに行こうとした




「待ってよ~」


「っ…!!」



腕を物凄い力で掴んできた





「ねぇ~いいでしょ?」



あぁもういいか?









キレても………







「嫌だって言ってんのわかんない?」


「わかんな~い」


「はぁ……あのさ、気持ち悪い、手ぇ離せよ、てめぇらなんかと行かねぇよ、自分の顔鏡で見たことあんの!?」



俺の今の一言でチャラ男はキレたっぽい











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