道

「なつかしいね」

「あぁ。あん時俺さぁ何も言えなくてさぁ・・・雅也にカッコイイ事全部言われてた。」

「でも大喜もずっと傍にいてくれたから落ち着いたんだよ。」

すると大喜は少し笑って嬉しそうな顔をした

「でも、あん時から私・・・雅也が好きだったんだよね。多分・・・」

「俺・・・あの時に戻りたい・・・。戻って雅也よりカッコイイ事言ったら欄花は俺に惚れてた？」

大喜の顔が真剣になる

「そ・・・・そんなの分かんないよ。」

顔を逸らす

「俺さ・・・悠希の事・・・好きなんだ・・ずっとずっと前から好きだった。でも悠希は雅也の事好きって気づいてたから何も言えなかった」


え・・・
冗談・・・でしょ・・・？

「冗談とか思ってる？」

「えぇ・・・っ何で分かったの!?」

すると大喜はクスクス笑う

「わかりやすすぎ（笑）本気だよ。俺は悠希が好き。でも、雅也の事好きなのは分かってるから 代わりでもいい、ちょっとずつ好きになってくれればいいから俺と付き合って？」

その言葉に胸が痛くなる

大喜・・・大喜は私みたい・・・

そう思うと私は大喜を抱きしめ