エクスタシー~極上のオトコ!?~
「ビールある?」


萩野は平然とアタシに聞いた。


「なにふざけたこと言ってんのよ! だいたいこんな時間に……」


アタシが文句を言う前に理沙がオドオドと
「わ、私、取ってくるからッ」
と言ってアタシの脇をすり抜けた。


「理沙! このバカ娘! あんたこの男の何なの?」


理沙は何も答えず、逃げるようにリビングへ駆け込んだ。


萩野はというと……。


黙って理沙のソファベッドに戻り、そこにゴロッと横になった。





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