エクスタシー~極上のオトコ!?~
まぁいい。
先に持ち物検査だ。
アタシは気を取り直し、イスの背に掛けられているジャケットを手にとった。
「生意気にヘルムートラングじゃん」
ジャケットの内側には高級ブランドのタグがついてる。
内ポケットから引っ張りだしたダンヒルの長財布。
開いてみて驚いた。
一万円札がぎっしり収まってる。
一センチぐらいの厚みからして、百万ほどだろうか。
さすがグレーゾーンだ。
右のポケットからはヴィトンの名刺入れが出てきた。
『にこにこクレジット
代表取締役社長
萩野 タケル』
「なーにが『にこにこクレジット』よ。悪徳金融業者のくせして。笑えないっつーの」
ネーミングの悪さを鼻で笑ってやったとき、理沙が部屋に飛び込んできた。
先に持ち物検査だ。
アタシは気を取り直し、イスの背に掛けられているジャケットを手にとった。
「生意気にヘルムートラングじゃん」
ジャケットの内側には高級ブランドのタグがついてる。
内ポケットから引っ張りだしたダンヒルの長財布。
開いてみて驚いた。
一万円札がぎっしり収まってる。
一センチぐらいの厚みからして、百万ほどだろうか。
さすがグレーゾーンだ。
右のポケットからはヴィトンの名刺入れが出てきた。
『にこにこクレジット
代表取締役社長
萩野 タケル』
「なーにが『にこにこクレジット』よ。悪徳金融業者のくせして。笑えないっつーの」
ネーミングの悪さを鼻で笑ってやったとき、理沙が部屋に飛び込んできた。