エクスタシー~極上のオトコ!?~
自分のベッドで眠っているエクスタシーを見ると心臓がバクバクと音をたてた。


彼の方を見ないようにして、静かにタンスを開けたとき、
「理沙ぶー。ありがとな」
と、背中に声を投げられた。


振り返ると、いつになく真面目な眼差しが私に向けられていた。


見つめられただけで、一瞬、動けなくなった。


「な、なんのこと?」


笑いながらはぐらかし、彼から視線をはずした。


「それより、その理沙ぶーって言うのやめてよ」


「俺、気に入った女の名前には『ぶー』って付けるクセがあるんだ」


ウ、ウソ……。


気に入ってる?

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