エクスタシー~極上のオトコ!?~
藤山はいつもの濃紺の制服ではなく、客乗支部の役職者にのみ配られる薄いピンク色のスーツを着てた。
これを着ることが出来るのは、キャビンアテンダントの中でも『選ばれし者』だけだ。
アタシはスーツの威光にひるみながら、藤山のデスクの前に立った。
自分がどんな不始末をやらかしたのか想像しようとした。
が、思い当たることが多すぎて特定できない。
アタシはビクビクしながら藤山の第一声を待った。
「関谷さん。当社がジャパンエアビジネスさんの派遣を採用するようになって、三年になります」
ジャパンエアビジネスとは、アタシが登録してる航空業界専門の派遣会社だ。
「そろそろ派遣社員からの正社員登用についても検討すべき時期に入っていると、わたくしは考えています」
「は、はぁ……」
なんでそんな話をアタシにするんだろ。
そういうのは上の人に言ってよ。
これを着ることが出来るのは、キャビンアテンダントの中でも『選ばれし者』だけだ。
アタシはスーツの威光にひるみながら、藤山のデスクの前に立った。
自分がどんな不始末をやらかしたのか想像しようとした。
が、思い当たることが多すぎて特定できない。
アタシはビクビクしながら藤山の第一声を待った。
「関谷さん。当社がジャパンエアビジネスさんの派遣を採用するようになって、三年になります」
ジャパンエアビジネスとは、アタシが登録してる航空業界専門の派遣会社だ。
「そろそろ派遣社員からの正社員登用についても検討すべき時期に入っていると、わたくしは考えています」
「は、はぁ……」
なんでそんな話をアタシにするんだろ。
そういうのは上の人に言ってよ。