エクスタシー~極上のオトコ!?~
これは新手のイジメかも知れない。


退室しようとして、反射的にもう一度、藤山を振り返っていた。


「あの……」


「なんですか?」


「ど、どうして私を推薦してくださるんですか?」


藤山はフッと笑って
「あなた、意外と御客様に人気があるのよ」
と、答えた。


「たぶん、あなたのサービスがマニュアルどおりじゃないから、御客様にとっては新鮮なんじゃないかしら。良くも悪くもね」


良くも悪くも、は余計だが、人気があると言われれば悪い気はしない。


アタシは誉められて伸びるタイプだ。





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