エクスタシー~極上のオトコ!?~
自宅に戻っても、何もやる気にならなかった。


小説を書こうとすると、ノゾミさんのことを思い出し、筆が進まない。


ベッドの上に横になると、エクスタシーのことを考えて眠れない。


何度も何度も寝返りをうって、やっとウトウトしかけたときに、玄関のベルが鳴った。


誰だろう。


美穂は今日、宮崎泊まりになると言っていたけど……。


セールスだろうか。


訪問販売や勧誘は無視するのが我が家の決まりだ。


私は足音を忍ばせて扉に近づき、魚眼レンズをのぞいた。


「あ……」


エクスタシーが立っていた。


忘れ物でもしたんだろうか。


急いでドアを開けた。


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