エクスタシー~極上のオトコ!?~
私は黙ってビールを飲み続けた。


「それより、あれ、どうなった?」


雑誌に視線を落としたまま、エクスタシーが聞いてきた。


「あれって?」


「ノゾミさん」


その名前を聞いただけで、ズキリと胸が痛んだ。


「べ、別に……。どうもなってない。あのまま」


それは今一番触れられたくないことだった。





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