エクスタシー～極上のオトコ!?～

いったい、どういう世界なんだ。


こうなったら、とことん見極めてやる。


そんな気持ちになって、理沙の留守中、部屋に忍び込んだ。


本棚に並んでいる雑誌やコミックスを手当たり次第に読んでみた。



衝撃的だった。



マンガにも小説にも男しか出てこない。


女が出てくる場合、当て馬か主人公の相談相手と相場は決まってた。


中には官能小説顔負けのキワドイ性描写や、レディコミ真っ青のイラストを添えられたものもある。


あまりのグロテスクさに、あたしは開いていた雑誌を床に投げ捨てた。



腕に鳥肌がたっていた。