エクスタシー~極上のオトコ!?~
私は色々なことを悶々と考えながら、立て続けにビールを飲んだ。


飲みなれないアルコールのせいで頭がぼーっとしてきた頃、半ば酔った勢いで
「じゃ、じゃあ、つ、ついて来てくれる?」
と、聞いていた。


絶対に断られると思いながら。


けど、エクスタシーはあっさり
「いーけど」
と、言った。


「え? ほんとに?」


「ついてくぐらい、ついてってやるよ」


だるそうな言い方だったが、投げやりな感じはしなかった。


同行を断られて、この話は終わるはずだったのに……。




< 160 / 417 >

この作品をシェア

pagetop