エクスタシー~極上のオトコ!?~
私は意外な展開に困惑した。


「じ、じゃあ、考えてみる……」


部屋に戻ってパソコンを開いてみると、ノゾミさんから十数通の謝罪メールがきていた。


何度も男性であることを打ち明けたいと思いつつ、出来なかったことが色々な表現で書かれていた。


そして、私の小説に対する想いにだけは偽りがないということも。


エクスタシーの言うように、BLという特殊な趣味でつながった女性たちの中に男性が踏み込むのは勇気がいることなのかも知れない。


私の中に初めてノゾミさんの心情を思いやるだけの余裕が生まれた。




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