エクスタシー~極上のオトコ!?~
尚道はニッコリ笑って助手席のドアを開けた。
前回、この車で送ってもらったときの快適な車内空間を思い出した。
体を包み込むようなゆったりとした革張りのシート……。
高級セダン特有の柔らかい振動。
まさに渡りに船。
「じゃあ、お言葉に甘えて」
アタシはホクホクしながらサイドシートに乗り込んだ。
カーナビの液晶画面に、あたしの好きなミュージシャンのプロモが流れていた。
「あ。リンキンパーク」
「僕、彼らのファンなんですよ」
ふーん……。
ここで、
『アタシも大ファンなんです!』
と言えば盛り上がるんだろう。
が、なんとなく同調するのも邪魔くさくて、アタシは黙った。
前回、この車で送ってもらったときの快適な車内空間を思い出した。
体を包み込むようなゆったりとした革張りのシート……。
高級セダン特有の柔らかい振動。
まさに渡りに船。
「じゃあ、お言葉に甘えて」
アタシはホクホクしながらサイドシートに乗り込んだ。
カーナビの液晶画面に、あたしの好きなミュージシャンのプロモが流れていた。
「あ。リンキンパーク」
「僕、彼らのファンなんですよ」
ふーん……。
ここで、
『アタシも大ファンなんです!』
と言えば盛り上がるんだろう。
が、なんとなく同調するのも邪魔くさくて、アタシは黙った。