エクスタシー~極上のオトコ!?~
「それじゃ」


尚道はアッサリと車に乗った。


本当に急いでる様子。


「それじゃ、美穂さん。ごゆっくり。温泉でも入って、美味しいもの食べて鋭気を養ってください。支払はウチのギャラリーに回してもらうように手配してますから」


そう言いながら、尚道はエンジンをかけた。


マジで?


「あ、ああ……。ど、どうも……。ありがとうございます……」


ベンツが走り去った。


アタシは一人で格式のありそうな旅館の前に立っていた。




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