エクスタシー~極上のオトコ!?~
ハーッ……。


止まっていた呼吸がやっと戻ってきたような気がした。


安堵のあまり脱力したようになりながら、私は来た道を引き返した。


歩きながら、知らず知らず、手に握らされたケータイをじっと見つめていた。


開けてみたい……。


エクスタシーがあれほどこだわった『写真』って何だろう。


知りたくて仕方なかった。


その一方で、
『見てはいけない』
と、もう一人の自分が警告している。




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