エクスタシー~極上のオトコ!?~
毎朝、七時きっかりに寮を出て訓練センターへ行く。
一分でも遅れると
『重役出勤ね』
と、イヤミを言われる。
着替えだの雑用だの準備だのに一時間。
高校生じゃあるまいし、八時半からホームルームをやる。
くっだらない。
恐ろしく退屈な授業自体は、六時に終わる。
だが、そこからが長い。
教官を取り囲んで質問をしたり、指導を受けたりするのだ。
訓練を受けているのは既に乗務暦一年以上の国内線客室乗務員たち。
なのに初歩的な質問も多く、教官から
「そんなこともわからないの?」
とか
「授業、聞いてなかったの?」
とか
「よくそれで今まで乗務してたわね」
などと訓練生扱いされ、罵倒される。
それでも、みんな必死で質問している。
そうやって従順さをアピールしておいた方が教官の印象がいいことを知っているからだ。
アタシに言わせれば、『ドマゾの集団』だ。
アタシには真似できない。
卑屈な点数かせぎなんて、絶対したくない。
けど、このプロセスも含めて客室乗務員なのだ。
一分でも遅れると
『重役出勤ね』
と、イヤミを言われる。
着替えだの雑用だの準備だのに一時間。
高校生じゃあるまいし、八時半からホームルームをやる。
くっだらない。
恐ろしく退屈な授業自体は、六時に終わる。
だが、そこからが長い。
教官を取り囲んで質問をしたり、指導を受けたりするのだ。
訓練を受けているのは既に乗務暦一年以上の国内線客室乗務員たち。
なのに初歩的な質問も多く、教官から
「そんなこともわからないの?」
とか
「授業、聞いてなかったの?」
とか
「よくそれで今まで乗務してたわね」
などと訓練生扱いされ、罵倒される。
それでも、みんな必死で質問している。
そうやって従順さをアピールしておいた方が教官の印象がいいことを知っているからだ。
アタシに言わせれば、『ドマゾの集団』だ。
アタシには真似できない。
卑屈な点数かせぎなんて、絶対したくない。
けど、このプロセスも含めて客室乗務員なのだ。