エクスタシー~極上のオトコ!?~
「そ、そうです」


「どうされたんです? こんな時間に」


彼の声が心配そうに曇る。


「すみません。実は会社の人たちと六本木で飲んでて、いつの間にかこんな時間になってしまって……」


さすがに一人で朝までオカマバーで飲んでいたとは
言えない。


アタシはチョッピリ話を捏造した。


「これからどうしても成田に戻らなきゃならないんです」


「わかりました。すぐ行きます」


「ほ、ほんとですか?」


「ええ」


尚道が快諾した。


よっしゃあ!


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