エクスタシー~極上のオトコ!?~
エクスタシーの懺悔はだんだん罪深いものになっていった。


「結婚したあとも、ホスト時代の客やら店のキャストやらと遊びまくった。

翔子は勘のいい女で、浮気してきたのがわかると決まって眠ったフリをして起きてこなかった。

俺は彼女をくすぐったり、甘い言葉で口説いたりして必死で起こした。

いつも翔子の方が根負けして、『タケルは本当に仕方ないなぁ』って言って許してくれた。

最後は口移しでキャンディーなめさせて機嫌が直る。

そんな簡単な女だと思ってたんだ」


黄金糖……。


常夜灯の下で光る金色の飴が思い浮かんだ。


翔子さんの好きなキャンディーだったんだろうか……。






< 282 / 417 >

この作品をシェア

pagetop