エクスタシー~極上のオトコ!?~
すぐさま、パジャマの上にカーディガンを羽織って、五丁目まで自転車を飛ばした。
良太が言うように、深夜であるにも関わらず、結構な人垣が出来ている。
遠巻きに見ている野次馬たちの中心に、エクスタシーの姿が見えた。
彼は泥酔状態で、足元もおぼつかない様子だった。
フラフラしながら、良太の家の門を蹴飛ばしては、
「こらっ! ヤクザ! 出てこい!」
と、怒鳴っている。
ううわ……。
殺してくれって言ってるようなもんだ。
これ以上、御近所さんの前でメンツをつぶされては、良太も黙ってはいられないだろう。
私はエクスタシーに駆けより、引きずるようにして、衆目を逃れた。
フラついているエクスタシーをその場から連れ去るのは、そう難しいことではなかった。
けど、そのまま歩道の上で寝てしまった彼を自転車に乗せるのは至難の業だ。
良太が言うように、深夜であるにも関わらず、結構な人垣が出来ている。
遠巻きに見ている野次馬たちの中心に、エクスタシーの姿が見えた。
彼は泥酔状態で、足元もおぼつかない様子だった。
フラフラしながら、良太の家の門を蹴飛ばしては、
「こらっ! ヤクザ! 出てこい!」
と、怒鳴っている。
ううわ……。
殺してくれって言ってるようなもんだ。
これ以上、御近所さんの前でメンツをつぶされては、良太も黙ってはいられないだろう。
私はエクスタシーに駆けより、引きずるようにして、衆目を逃れた。
フラついているエクスタシーをその場から連れ去るのは、そう難しいことではなかった。
けど、そのまま歩道の上で寝てしまった彼を自転車に乗せるのは至難の業だ。